病院に行って来ました(定期健診)
こんにちは。
おりょー♪ でございます。
いつも遊びに来て下さり有難うございます。
今日も元気です。
昨日は病院の日だったので備忘録として書いておきたいと思います。
(ご興味のない方はスルーでお願いします)
検診内容は、ホルモン剤を摂取し始めてから約一ヶ月なので、副作用と効果など諸々のチェックと血液検査です。
先月、乳腺外科から腫瘍内科に移してもらい、白い巨塔の里見先生が担当医になってからというもの、病院に行くことが苦じゃない!!!
いつもグズグズ言ってたから、娘も「あれ?ちっともイヤそうじゃないんだね」と訝しがるほどです。
緩和ケアを兼務する里見先生は「居心地が良い」と感じられる空間づくりを優先されていることが分かります。マスクで顔半分は隠しているけど、こちらの表情をよく読んでいらっしゃる。生死に関わるセンシティブな対話であるにも関わらず、慎重に言葉を選びつつも、それでいて重くない風を装う、
ザ・プロフェッショナル!
以前、心理カウンセリングという相談業をしていた私には、非常に学ぶところがあり、敬服いたします。
あ!名誉のために、お世話になった乳腺外科の先生も素晴らしいお医者様ですよ!
手術の腕前は天下一品です。10年前に某大学病院で手術した時は、温存手術とセンチネルリンパ節を切除しただけなのに、後遺症で万年疼痛と痺れが残ってしまいました。ところが、この先生は全摘&リンパ節まで根こそぎ、ごっそり取ったけど、何事も無かったかの様に腕の可動域は変らず、痛みも全くありません。ちょっと驚くレベルです。
スパルタで厳しいけど、手術なら一押しです。
まー、財前先生と呼ぶと語弊がありそうなので、ブラックジャックとしましょうか(これも微妙?)
で、腫瘍内科に移して貰ったのは、積極的な「癌と闘う治療」に疲れ、「癌と共存する治療」を目指すと同時に、緩和ケアが欲しかったから。こんなにも治療方針が異なるのか!?と目が白黒しましたが・・・
【緩和ケアが欲しいと思った日のこと・・・】
【担当医を代えた経緯はこちら・・・】
検診の報告ポイントは5つです。
1.まずは採血
先月もそうだったのだけど・・・
血管が出ない!!!採血できない!!!!!という、とんでもない苦痛が。採血30分前から必死に水も飲んでおいたのに。針恐怖症には拷問ですよ。
いつも「血管が細いですねー」と看護師達さんを泣かせて来ましたが、ここまで酷くなかったのよ。このところ、本当にご苦労されていらっしゃいます。どーしたんだ!私の血管よ。何度もやり直し、遂には禁断の術側の腕から採血する羽目に・・・。
「抗がん剤の影響かもしれませんね」
それで血管が委縮し硬くなっているというお話もありますが、どうか老化現象でありません様に、ふっくら若返ります様に。
診察を待つこと一時間半。
今の時期だから空いてるかな?という印象だったけど、しっかり待たされました。
「いい感じですよー!」
という明るい笑顔で迎えて下さった里見先生でした。
2.腫瘍マーカー
血液検査の結果、心臓、肝臓など抗がん剤の副作用が懸念される要チェック項目の数値は良好、栄養状態も良好でした。
しかし!腫瘍マーカーにびっくり!!!
CEA(癌胎児性抗原)正常値は5以下
07月05日 3.8 ng/ml
07月28日 1.2 ng/ml
09月04日 7.2 ng/ml(術後)
10月23日 11.4 ng/ml (抗がん剤開始後)
11月13日 10.4ng/ml
12月04日 7.0ng/ml
01月29日 8.1ng/ml(最後の抗がん剤)
04月09日 28.7ng/ml
05月07日 22.9ng/ml 今ココ!!!
前回、とんでもなく
上がってたんだ!?!?
時間がなく診察時に数値が出ていませんでしたが、全身CTスキャンをかけたので状態は把握できるとして、診察が進みました。なので、今回、びっくり仰天ですわ!!!
「まだ薬を始めて一ヶ月弱で、これだけ下がっているので、この先も期待できますよ!」
前回の数値と比較した上で、前向きなお言葉を頂戴しました。
3.これぞ緩和ケア
不思議なのは私の心理状態です。
かつてない高い数値であるにも関わらず、ビビることなく大丈夫な感じ・・・数値に一喜一憂し、怯えていた今年の始め頃なら、これ卒倒するレベルのはず。
数値を上げているのは腋窩(脇の下)にある癌の仕業だということが分かっているし、痛みも和らぎ、触れる大きさも縮小してるかも?という実感があるからかもしれません。
先生の姿勢も大きく影響しているんですね。
私が欲しかったのは
コレだ!!!
臆病者で悲観的になりがちな私に寄り添ってくれる楽観的なエネルギー。緩和ケア良いねぇ。
おまけに、自分の腹から湧いた直感に従い、自分が欲しい環境を手に入れられたこと、それを実現してくれる担当医とのご縁に、自信と生きる勇気が漲ります。
4.副作用と処方について
服用開始後の10日間ほど眩暈と頭痛、軽い吐き気がありましたが、今は倦怠感と、時々の眩暈、車酔いしやすくなった程度で、日常生活に困らないくらいまで慣れました。タモキシフェンを飲んでいた時に体験したことと差がないため、問題ナシという事で。
引き続き、フェマーラのジェネリック品であるレトロゾールを処方頂きました。
効いてくれている様で良かったよー!
有難う!!!
5.遺伝子検査
早速お願いするつもりでいたのですが、採血に苦労するので「一日に二度も採らなくて良いね」という先生の提案もあり、来月に回すことに。
今後の生活では、ストレスのタネとなるものは丁寧に全て排除して行こうと思っているんです。血液検査が、そのひとつであることが分かったので、治療に影響がない程度に減らして頂きますよー。そんな我が儘も言えちゃうってイイ!
因みに、遺伝子検査のラボはアメリカのソルトレイクシティにあるそうです。今のところコロナの影響が比較的少ないユタ州ですね。実際、二週間程度で結果が戻って来ているそうです。
以上であります。
癌の治療を開始して10年。
こんなに淡々と心穏やかに、プロセスとしてこなせたのは初めてかもしれません。
癌と診断された時から緩和ケアを受けることが推奨されている理由が分かります。
なんだか新しい境地かも・・・
こう言っちゃなんだが、
ひとときは死を覚悟したので、
腹が坐った・・・
本気で生きる氣まんまんです。
些末なことに構っちゃらんないよー。
じゃ、失敬!!!
今日も読んで下さり有難うございます。
どうぞ健やかな時間をお過ごし下さいませ。
<今日の写心>
天に向かって新芽が伸びてるよー!
右側に見えるのはスカイツリーです。
電車通院を避けるため、今回も夫が車で出動してくれました。やっぱり首都高はガラガラでしたよ。渋滞知らずで快適ー!有難う!
診察受付番号。連続する数字って嬉しいねー!と思いきや・・・
ややや!ま、まさかの、コロナ!!!
これを「まもなく終わります、サヨナラ」のご挨拶と受け取っておこうか。
医療従事者の皆様、本当に有難うございます。どうかご自愛頂き、乗り切って下さいませ。
持病のある方、不安な日々をお過ごしと思います。共に乗り切りましょうね!
住んでます