癌と暮らす日々あれこれ

ステージ4を楽に生きる幸せレシピ♬

やっぱり言葉で伝えたい!と思う

 

おはよう♬

遊びに来て下さり有難うございます。お陰様でおりょー♪は今朝も元気です♬

 

昨日は予定通り抗がん剤投与しました。その前の夜、夜勤の看護師さん達が「点滴が不安ならケモ室のスタッフを呼べるよね?」「それもアリだよねー」みたいな話をしていたので「え?できるの?」と素直に喜んじゃいまして。朝になり早速リクエストしたところ、日勤の看護師さんにダメなのよんと一蹴されちゃったよー!!!

とても申し訳なさそうに、

気持ちは分かるのだけど「あんた達もっと頑張れ!」と上から言われてしまうわ〜。全員ムリとなったらできるかもしれないけどー、みんな、もう準備万端だからね〜!シャワー入って体も温まってるし、やってみようねー!

だって。おいおい、全員って何回刺すつもりよ?とか思ったけども、そりゃ、そーだよね、立場ってもんがあります。夜勤の看護師さん達は私の安眠を考え、その場凌ぎの甘い言葉を言ってくれただけなんだろー。潔く諦め、観音様が降臨しているものと妄想し臨むことに(!)頑張った看護師さん、なんと一回でオッケー!「やったー!」と喜びの言葉が漏れてたぞ。投与中うとうとしてたけど、三人くらい集まって何やらレクチャーしていたっぽい。

でもさー、どれだけ厄介なのかしら私の血管って、うっかり、そう思っちゃったじゃん!こんなに意地らしく愛おしいのにさ♡みんなして失礼しちゃうよ!ネガティブな言葉を使わないケモ室の神様たちに倣って欲しいものです。

これは個人のスキルではなく組織で改善できる課題だよね?みんな自信が無さそうだから患者も不安になるし、お互い困っちゃうよね!明らかに訓練が足りんだけなのだ!正直にアンケートに書いちゃおう。

とは言え、こうして無事に治療を終えられたこと、ケアして頂いたことに深く感謝します、有難うございます。そして、天使の皆様、共に痛い思いをして下さり有難うございました!なんとか乗り切ったよぉー(涙)やれやれ。

 

昨日も一日中テレビは点けず、どんな風に過ごしていたかと言いますと、グースカ眠りこけてる以外は、本を読んだり景色が美しい動画の世界に逃避行していました。なので、今日は夫と娘に届けて貰った「私を癒してくれる」もう一冊のこと書こうかなー。

 

<今日の写想>

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じゃん!

タイトルからして、おや、なんだろ?とそそられます。贈ってくれたのは写想集『日々喜』を生んでくれた編集長です!『日々喜』を大切に想うあまり、イメージを壊さぬ様「私を表に出すんじゃありません!」と厳しく言われているのですが、どんな感性の持ち主なのか、チラ見せできちゃうかも?とワクワクしつつ、ご紹介します(いつも支えてくれて有難うね♡)

 

『翻訳できない世界のことば』

著書はエラ・フランシス・サンダース(様々な国に住んだことのあるイラストレーター)

思いの丈をこの本に添えて大切な人に贈ってみてください。他の国のことばでは、そのニュアンスをうまく表現できない「翻訳できないことば」たち。言うに言われぬ感情も、外国語の力を借りれば伝えられるかもしれません。

この本が、読者のみなさんにとって、忘れかけていたなにかを思いだすものであったり、または今まではっきりと表現したことのなかった考えや感情に言葉をあたえるものであればと願っています。

 

私の感想ひと言で!

なーんも考えず頭空っぽにして眺めているだけで「ま、いっか!」と思えて来る世界観。いろんな文化があり、いろんな人が生きているんだもんなぁ、と思わせてくれる。優しい色彩でありながら元気が出るイラストたち。入院生活には持って来いの一冊でした。

 

例えば、こんなことです。

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木漏れ日 コモレビ(日本語)

木々の葉のすきまから刺す日の光。木漏れ日。まばゆくて目を閉じてしまうほどに美しいもの。緑の葉のあいだをすりぬけた光は、魔法のように心をゆさぶるでしょう。

ドンピシャで他の言語に翻訳できませーん!こんなのは日本文化ならでは、なんどすぇー、と言うてはりますー。繊細な日本人らしい感性だからこそ、見える光なのかしら。確かに説明するのは、なかなか難しい気がします。

 

気になる言葉は、その日、その時によって違うのだけど、今の私、気分はコレ♬

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GEZELLIG ヘゼリヒ(オランダ語)

単に心地よいだけでなくて、ポジティブであたたかい感情。物理的に快いという以上の『心』が快い感覚。たとえば、愛する人と共に時を過ごすような。

どのオランダ人にたずねても、みんな語ってくれます。あたたかく、まるで家族のように人をむかえ入れ、たのしい会話やハグで心をリラックスさせてくれる文化が、そこに現れています。

ああ、ほんとに、そろそろ人恋しいのぉー。世の中、そこら中に、こんな空気感が漂っていたら良いのになぁ。なんて思うわ。

 

確か、編集長のお気に入りは、コレだったかと?

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PORONKUSEMA ポロンクセマ(フィンランド語)

トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離。

距離を言い表すには、かなり適当ではっきりしないかもしれません。でも、トナカイのいる地方では、とても便利な言い回し。ポロンクセマは約7.5kmです。

想像にも及びませんでした・・・トナカイなんて会ったことないものー!私にはサンタクロースの世界よ。なんか、地球はデカい!世界は広い!と気付かされちゃった。深刻そうでも「些末なこと、どーでも良くね?」って思えちゃうよね。

 

ででで、面白い!と思ったのが、たまたま同じ国なんだけどシニカルな国民性なのかしら。コレコレ!二連チャンで行きます。

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KUMMERSPECK クマーシュペック(ドイツ語)

直訳すると『悲しいベーコン』食べすぎがつづいて太ること。

私たちは、ときどき感情的にやけ食いをしてしまいます。残念なことに、私たちは食べることに幸せを感じるようにできているのです。1ヶ月後の自分のすがたを鏡で見るまでは、ストレス解消効果が持続します。

もう、笑える!!!

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DRACHENFUTTERドラッヘンフッター(ドイツ語)

直訳すると『龍のえさ』夫が悪いふるまいを妻に許してもらうために贈るプレゼント。

火を吐く龍は、そうやすやすと手なづけられません。夫が3時間遅れて帰宅したり、バスケットの試合を見ていて大切な記念日を忘れたり。妻はプレゼントでごまかされるべきではないけど、やっぱり許してしまうものです。

ぷぷぷのぷー!!!思わず海の向こうに住む友人の顔が目に浮かぶのです。腹をかかえて笑っているに違いない。彼女の(悪いふるまいとは無縁そうな?)夫(ドイツの人)は、これについて何を語るのだろうか???

 

と、どんどん紹介したくなっちゃうので、この辺で〆よー。コレどお???

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STRUISVOGELPOLITIEK ストラウスフォーヘルポリティーク(オランダ語)

直訳すると『ダチョウの政治』悪いことが起きているのに、いつもの調子で、まったく気づいていないふりをすること。

悪いことがおきたら、頭を地面にうずめて、すべてが元どおりになるまで知らんぷりを決めこみましょうか。いえ、実際にはそれはいけません。良い解決にはならないからです。事実に目をそむけるこの方法はあまりにはびこっているのです。オランダの人はそれに名前をつけているのです。

ことなかれ主義、みたいな感じ?耳が痛いねー!

 

以上でございます。

言葉って面白い道具だなーと思う。

伝えられるって良いね!

人間は豊かだ♬

 

最後まで読んで下さり有難うございます。

おりょー♪ は幸せ者でございます。どうぞ、皆様の今日がポジティブで快い空気に包まれます様に。

愛をこめて♡

 

*魔法の箱♡100文字の呪文*開けてみてね