私が惚れちゃった看護師さんのこと
こんにちは。
おりょー♪ でございます。
いつも遊びに来て下さり有難うございます。
お陰様で今日も元気です。
今日はメニエール様のフラつきも治まり、夕食後に筋トレ用のダンベルを買いに行ければ良いなぁーと企んでおる次第です。
欲しい!と思ったら、今すぐ欲しい!!!
なんちゃってスクワットの甲斐あって、ほんの少しだけど筋肉ついて来たかも?という実感があり、その気になってます。
鉄は熱いうちに打たねばのー!
さて、藪から棒ですが、私は惚れっぽいです。
すぐ「大好き♡」とか思っちゃうんですよね。
病院、特に治療室の皆さんには、弱っているハートをグッと掴まれちゃうのよ!
なもんで、
化学療法室の看護師さん達、みんな大好き!
放射線治療室の看護師さん達も大好きだった!
と、好きになり放題!
気持ち悪いオバちゃんかもなーとか思う。
今、お世話になっている化学療法室(通称ケモ室)の看護師さん達は明るくてホスピタリティ満点、皆さん、フレンドリーで、本当に本当に優しいのです。
きっと何処の病院も同じだと思うのですが、
だって、
こんなに嫌な治療を受けてくれるのに、
もし私達が意地悪だったら、
患者さん達が可哀想じゃないのー!
ケラケラケラ〜
と室長さんは笑っておられました。
トップの方の想いが組織を作るんだわ!
改めて、そう思ったよ。
ここのケモ室は、
素晴らしく
居心地が良い!
思い起こせば一ヶ月前の話です。
抗がん剤を始めた日は、それまで続いていた睡眠不足と、胸水による息苦しさと、癌が神経を圧迫している痛みで、私はフラフラでした。
ついでに、イヤだった治療を受ける敗北感みたいなものにメンタルを支配され、弱々しく扉を叩いたんです。
9ヶ月ぶりのケモ室。
迎えてくれたのは、お馴染みのコーディネーターの方で、
「戻って来ちゃったー」
顔を見るなり、わっ!と泣き出す有り様。
気づいたら彼女にハグしてました。
おい、なにやってんだ!?
ソーシャルディスタンスどーなってんだ!?
後から冷静になり、恥ずかしく思いましたが、その時は感情が昂ってしまい、もはやコントロールが効かなくなった状態だったもんで。
それからは、あれよ、あれよとベッドに招かれ、そのまま大舟に身を委ねたのでした。
代わる代わる、看護師さん達が挨拶に来て下さり「その節はお世話になりました。また宜しくお願いします」とビービー泣いてばかりで。
喋れば咳き込むし、もう、なんだか必死だった記憶しか残っていません。
コロナ対策で夫は中まで付き添えず、入り口でバイバイしたので、だから思い切り泣けたのかも、とも思う。
「家族の前では元気なふりしちゃうんだから、ここで全て吐き出してね」
「また一緒に頑張りましょうね!」
なんて、皆さん、お声をかけて下さる・・・
実に素晴らしいお仕事されている。
病気を抱えた人達、しかも命と向き合っている重篤な患者さん達に、こんな風に、しっかり、且つ、しっくりと寄り添えるって凄いことだと本気で思う。
そんな具合で治療を開始したところ、久しぶりのパクリタキセルにやられちゃったみたい。
その前のアレルギー止めの投薬から目が回り始め、そのままメニエールの発作を起こしてしまった。
中断するも、朦朧とする中「ゆっくりで構わないので、なんとか治療を終わらせて欲しい」という指示が主治医から出たらしい、と遠くに聴こえて来ました。
(せっかく私がやる気になったから、主治医もチャンスを逃したくなかったのかもね!)
更なる目眩止め、吐き気止めの薬を飲みながら、やっとこ終えた感じでした。
実は、その発作が起きた時、
「怖いよ、怖いよー!!!」
と大騒ぎしちゃったんですよ、私。
大人気ないけど、恥ずかしいけど、弱虫だけど、ほんと怖かったの!!!!!
甘えちゃったんでしょうか。
カラダだけでなく、ココロまで看護師さん達に預けられたからこそ、怖いという感情が出せたんだろうな。
なんだかんだ、無理して我慢して頑張っちゃっているのかもなーと、その時に気づきました。
ほんとは、
怖いし、
不安なんだ、
わたし。
で、怖い怖い!と大騒ぎしている間、ずっと手を握っていてくれた看護師さんが居たのよ。
「眩しいから電気消しちゃうね!」
「血圧測ってみようか、うん、大丈夫」
「この薬を飲んだから、もうすぐ効くよ!」
「今、黒目が回ってるから、目を閉じててね」
「大丈夫だよー」
ワイワイ集まる看護師さん達の、ガヤガヤ騒音の様に聞こえる会話の中、彼女の声だけがクリアで、ハッキリと耳に届いて来た。
なんだろー
とっても安心する・・・
この声を頼りにすれば、
迷子にならないな、
大丈夫!
みたいな感じ。
旦那さん呼ぼうか?という誰かの提案に、
「いや、もう少し様子を見てみよう」
その看護師さんが答えているのが聞こえた。
(そーそー、そーよー!ここは夫じゃない!看護師さんがいいー!だから、お願い、この手を離さないでー!!!)
とか、思ってる私。
だってぇ、
夫が来てくれたところで、きっとオロオロするだけだもの、、、。
後から聞いたら、
「もし、旦那さんが来たら、逆に気を遣っちゃうかな、違うかなって思ったのよねー」
だって!
看護師さん、読心の術!?凄いよね。
しかも、この方、針刺しが上手なのです。
慎重に時間をかけて、じっくり血管を探してくれた後は、迷いなくブスっとひと思いに刺す!
実に男前なんですねーーー。
血管が細くて、薬剤が漏れた怖い経験もある針恐怖症の私にとっては、もの凄くポイントが高いのです。
全幅の信頼を寄せられた根拠かも!
だから、朦朧として無意識ながらも彼女の声がガイダンスとして届いたのかもしれない。
その日は、会計を終えるまで、ずっと付き添ってくれて、車椅子で車まで連れて行ってくれて、手を振って見送ってくれた。後から思えば、とっくに残業時間だったし、小さなお子さんのお迎えもあったでしょうに、、、。
それだけでも感動したのだけど、一番嬉しかったのは、夫のことを気遣い労ってくれたこと。
「患者さんと同じくらい、家族は大変だから、特に、ご主人、ほんとに体に気をつけて!」
何度も夫に声をかけてくれた。
そうなの、夫、頑張ってくれている。
私は頑張ってるねって誰からも褒めて貰えるけど、夫を褒めてくれる人は家族以外には居ない。
だから、その頑張りや心労を理解してくれて、大切に想ってくれている事に、泣けた。
泣・泣・泣。
有難う!!!
聞くところによると、看護師さん自身が、最近、入院をされたそうです。
その時に、患者の立場として、どんな風に声をかけられ、接して貰えたら嬉しいのか、何があれば安心できるのか、身を持って体感されたそうなのです。
なるほどー。
以来、私は彼女が居るから「ま、行ってもいっかー!」みたいな気持ちになっている。
もちろん、針刺しもお願いしています。
「来月の(勤務)シフト出た?」と図々しくチェックしたりして、彼女も私が目眩が起きていないか確認してから帰宅する、なんて配慮をしてくれたりして、嬉しい関係なのです。
先日は他の部署にお手伝いに入っていたのだけど、わざわざ顔を見に戻って来てくれた。
もー、さびしかったじゃーん!
と泣き言をいう我儘オバちゃんに、
「ごめんねー、約束したのに留守にして!」
「わー!スタスタ歩いてるー♡」
と涙ぐんで喜んでくれました。
「まず、よく眠って!食べて!薬が効いたら、もっと元気になるから、それからだからね!」
「会えて良かったー、また来週がんばろ!」
と背中をナデナデしてくれた。
彼女が居ないと、仲良しの友達が学校を休んじゃった日みたいに寂しいし、居ると明るくて楽しい気持ちになり、とっても安心する!!!
太陽みたいな存在。
エネルギーなら樹木かなぁ。
不思議ですねー。
お医者さんとの相性も重要だけど、看護師さんとの相性も同じくらい治療に対する想いに影響するんだなーと感じました。
うん。きっと効果にも現れて来るね!
喜んでくれるから頑張れる!
かけてくれる言葉を信じられる!
遠慮なく甘えちゃう。
これからも宜しくお願いします!
看護師さん、
そして看護師さん達、
有難うございます!
<今日の写想>
太陽と樹木が私のエネルギー源
有難う!!!
最後まで読んで下さり有難うございます。
おりょー♪ は幸せ者でございます。
どうぞ、優しい時間を過ごされます様に。
愛をこめて・・・
【治療について・私の気持ち】