癌と暮らす日々あれこれ

ステージ4を楽に生きる幸せレシピ♬

これからの治療と私の気持ち・・・③

 

こんにちは。

おりょー♪ でございます。

 

いつも遊びに来て下さり有難うございます。

お陰様で今日も元気です。

 

ただいま抗がん剤は一週間の休薬中なり!よ。

(毎週の三投後、一週お休みで1クール)

副作用の頭重感と倦怠感は抜け、食欲満点!

少しの鼻血と、右手の痺れ&麻痺以外はとっても元気です!うれすぃーよー♡

そうそう、禿げ頭は副作用としてカウントしていません、これはこれで愛おしいのです。

というか、仕事も辞めちゃったし、コロナでお出かけもしないし、日常生活に困らないから、いっかーって感じ!ちょっと寒いけど。

 

 

さてさて、今日は長くなるので、ご興味のない方は是非ともスルスルーでお願いしますね!

 

棚上げしてあった、

 

「何故ゆえ、抗がん剤がイヤだったのか?」

 

書いておきたいと思います。

そりゃ、みんな普通にヤダよねー。

 

補足ですが、以降「積極的標準治療」と呼びたいと思います。これには抗がん剤と分子標的薬(イブランスやベージニオ)を含みます。

 

で、私の場合なのですが・・・

「もう、やらない!次は、ないから!」

と豪語しておりました。

つまり、もしも再び積極的標準治療が必要となるほど癌が動き出したら、そのまま緩和ケアに入りますって覚悟していたほどです。

 

もちろん、そんな事に夫と娘が納得する訳もなく、それはそれは、大変な話し合いの末に了承を得た次第です。

 

【その頃の記事です】

gantokurasu.hatenablog.com

 

 

積極的標準治療がイヤだった理由はですね、

 

①正常細胞までボロボロになるから 

②副作用でQOLが落ちるから

③そもそも固形癌には効かないから

④寛解は望めず延命治療でしかないから

⑤癌が耐性を持ち、どうせ効かなくなるから

⑥刺激を受けた癌が余計に凶暴化するから

⑦抗がん剤を使わなくても癌をコントロールできるはずだから

⑧それで奇跡を起こした人たちが存在するから

 

上記のうち、⑦が最も強い動機で、それを支える⑧を頑なに信じていました。

なので、積極的標準治療をしない=命を諦める、というつもりはサラサラなく、そんな事態にならない様、自力で生きるぞ!という、やる気まんまん!なマインドなのでした。

 

はい、むしろ、超がつく前向きな姿勢!!!

 

その根底にあるのは「癌は自分で作ったのだから、自分で治せるもの」という思い込みです。

 

まずは、食生活や運動を含む生活習慣の改善。ストレスを排除しマインドを健やかに保つこと。腸と栄養状態を整え、各種サプリメント類や民間療法的なアプローチで足りない部分を補完すること。

結果、癌は消失しなくても、大人しく眠ってくれさえすれば、それが私にとって奇跡であり、万々歳なのだ!

 

これが夏に出した私の結論で、

 

できる!!!

 

その時は、そう信じていました。

そんな風に人生のシナリオを書いて生まれて来た様な気がしていたのです。

 

【そんな事を書いてみた記事です】

gantokurasu.hatenablog.com

 

 

その後、自覚症状として咳や息苦しさが悪化していても、脇のリンパ節の痛みが悪化していても、日々やり過ごせてしまったのは、そういった思い込みがあったから、かもしれませんね。

「病は気から」と言うじゃありませんか。

 

乳がん歴11年生にもなると、情報は過多になっているし、巷に溢れる「標準治療は悪である!」「癌産業の餌食になるな!」的な思想にも度々染まっては、ゆらゆら彷徨って来ました。(過去にも書いていますが、某K医師の放置療法や、その他、標準治療否定派の医師達の主張に感化された時期もありますとも!)

 

ところが、画像や血液検査のデータでは、客観的に、科学的に、私の思い込みを裏付けてくれるものが見つかりませんでした。

 

それどころか「ヤバくね?」というほど、いつの間にか胸水でいっぱいになった左肺のレントゲン写真を見た時には、

 

もの凄ーくショック!!!

 

「私、ダメじゃん!!!」

 

癌に負けている・・・

癌をコントロールできていない・・・

癌を治せないのかも・・・

 

自分を責めました。

自信を無くしました。

 

いつの間にか、思い込みが自分自身を追い込んでいたのですね。 

 

その間にも、

健気に頑張ってくれている私の体よ、

なんとも愛おしく、

なんとも憐れなことか・・・

 

私の治療への拘りを理解してくれている主治医が、次なる治療について「よく考えてみて!」と猶予をくれた一週間、初心に戻り、癌という病気と治療の在り方に向き直す作業をしました。

 

まずは、

今まで避けて来た、乳がんステージ4の方々の闘病ブログを手当たり次第に読んでみる!!!

(もの凄い数あるのですね!)

皆さん、どんな経緯で、どんな治療をし、現在どんな病状にあり、どんな考えをお持ちなのか?治療の成果や実態の本当のところは、どうなっているのか???

中には、既に空に帰られた方々のものも多数、読ませて頂きました。

 

今まで、それらから目を背けて来た理由は、

読むと辛くなるから!!!

以前、乳がん患者さん達と繋がりたくて、サバイバー専用アカウントを作り、Twitterを始めた時期もあるのですが、辛くなって即やめてしまいました。

私は、現実から逃げていたんでしょうね。

 

実際、読んでみると、皆さん、私なんかより、遥かに頑張っていらして、もっと苦しくて痛い思いもされている。それでも前向きに日々を生き、中にはフルタイムでお仕事もされていたり、幼いお子さんを抱えていたり、シングルマザーだったり、同じ乳がん患者さんたちのためにオアシスを作り、諸々の相談に乗っていらっしゃる方々も、、、。

 

目から鱗が落ちました。

 

次に、アンチ標準治療派!を否定している癌専門医達の「現場で起こっている現実」について出された注意喚起のためのレクチャーなど。

動画を観たり、オフィシャルブログなどを読み漁ってみました。

 

また目から鱗が落ちました。

 

積極的標準治療をしなくても実際に奇跡が起きて、癌が消えちゃった人達が存在するのは間違いないとは思います。

私が、その一人になりたかった!が本音だし、今でも理想として憧れています。

 

しかしながら、残念なことに、

私が欲しかった実例と出逢えなかった。

途中まで理想を追いかけた人達はたくさんいらしたけれど、、、。

 

そこに、命を賭ける勇気がありませんでした。

 

どのくらい生きられるか?

よりも、

どう生きるか?

を大切にしたいと思っていたつもりだけど、

 

いざとなったら、

 

このまま、思い込みの信念を貫いたところで、奇跡は起こらないかもしれず、だとしたら、先は短いかもしれない!?

 

もっと生きたい!!!

 

と、切に思いました。

 

と同時に、こんなに苦しいなら、こんなに痛いなら、楽になりたい!QOLを維持したい!

 

という願いもありました。

 

だってぇー

怖くなっちゃったんだもん。

息ができないって苦しいし、

癌って、こんなに痛いなんてー!!!

 

某K医師は、癌は放置したって痛くない!とか書いてたじゃないかー。

 

そんな迷いの中、ある方のブログを通し、ご縁を結んで頂いたステージ4のお仲間から、

 

頑張りすぎないで

自分を責めないで

こだわりは手放して

 

とお声かけ頂きました。

ご自身の体験から寄せて下さったお言葉でした。泣くよ、救われたよ。有難うございます!

一気にパーっと目が覚めたんですね。

 

そうだった!

私が目指すのは、

 

QOLを保ち、

楽しく生きること!

 

そのために、体が許してくれるなら、手段は何でも良いではないか!!!

 

夫を置いて行きたくない!

娘の成長を見守りたい!

姉達や友人達と笑いたい!

美味しいもの食べたい!

美しいもの見たい!

書きたい!

撮りたい!

旅したい!

冒険したい!

 

まだまだ、この世で地球で遊びたい!!!

 

なので、思い込みや、理想への拘りを手放し、予想される副作用と効果を天秤にかけ、今回、抗がん剤を選びました。

 

それまでに、主治医に想いをぶつけてみたり、動画やブログで多くの医師達の信念に触れたり、ステージ4を生き抜く先人の方々の実体験から、猜疑心を払拭できた部分もありました。

 

例えば、

 

①正常細胞までボロボロになるから 

これは事実ですね。副作用と効果のバランスを考えて「どうかな?」という事だと思います。

 

②副作用でQOLが落ちるから

①と関連しますが、私の場合は、逆に痛みや苦しみが軽減され、眠れる様になり、動ける様になった事でQOLが上がりました。

中には「抗がん剤は間接的に鎮痛剤になるんだよ」と言う医師も居ました。まさに私は、そのメリットを享受しておりますー。

 

③そもそも固形癌には効かないから

これは私の誤解、効くケースもあるとのこと。

 

④寛解は望めず延命治療でしかないから

同上、寛解するケースもあるとのこと。

 

⑤癌が耐性を持ち、どうせ効かなくなるから

これも事実です。副作用が酷くて使えなくなる事もあるし、運良く寛解するかもしれないし、それまでに新薬が出るかもしれないし、先のことは分からない!と考えようかな。

 

そうそう、

癌研が9月から世界に先駆けて、とある新薬の治験に入ったそうですし!

ホルモン剤の効かなくなった進行性乳がんと、トリネガ乳がんにも使えるんだって!

 

はよ、早よーーー!

頑張ってーーー!!!

待ち遠しいよん・・・

 

補足ですが、抗がん剤は耐性を考慮し、最も良く効くファーストラインから使い、次にセカンド、サード以下・・・と使って行くものだと、ある記事で読みました。

私の場合、今回はサードラインとなり、余計に効果なんて期待できない!と思い込んでいたのですが、三年ぶりだし、ファーストラインが使えると言われ、受ける気になりました。

 

⑥刺激を受けた癌が余計に凶暴化するから

主治医いはく、癌は急激に増殖するので「その様に感じるかもしれない」けれど、抗がん剤を使い、活発な活動を始める前の状態にリセットするのだ、と考えてみてね!とのこと。

(これ、私の中では決断への鍵となりました)

 

⑦抗がん剤を使わなくても癌をコントロールできるはずだから

残念ながら、私には、まだ起こっていない奇跡です〜。

 

⑧それで奇跡を起こした人たちが存在するから

たくさんの先人の方々のブログでも実例には辿り着けませんでした〜。まだ憧れていますが。

 

 

この先のことは、分かりません。

あれこれ考えたところで、

どうなるかなんて誰にも分からない。

 

なので、今日を生きようと思うの!

今の決断が、今のベスト!

そう信じて、自分を責めるのも、やーめた! 

 

おりょー♪ 

生きるんだよー!!!

 

 

あら、やだ、ほんとに長文。

こんなに最後まで読んで下さり恐縮です!

ああ、スッキリしたー、有難うございます!

おりよー♪ は幸せ者でございます。

どうぞ、穏やかな時間を過ごされます様に。

 

愛をこめて・・・

 

 

<今日の写想> 

 

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大好きな秋色よ、来年また逢おうね!

 

 

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