これまでの私の闘病歴①

こんにちは。

おりょー♪  でございます。

闘病歴について時系列でまとめておきたいと思います。

【闘病①】ステージⅠ  

• 温存手術
• 放射線治療
• ホルモン療法ナシを選択する

 

2010年4月　健康診断にて右側乳腺に腫瘍の疑いアリで精密検査を勧めらる。

針生検の結果、悪性腫瘍と確定。

その二年前、姉がステージⅠで全摘手術をしていたので、心の何処かで「いつか来るかも」と覚悟していた様な気がします。

 

2010年6月　姉と同じ某大学病院にて温存手術。

術中センチネルリンパ節生検でリンパ節転移は確認されず、ステージ1  診断。

ただ予想以上に広範囲に広がっていたため取り切れず、病理検査は断端陽性、要追加切除となりました。

 

2010年8月　追加切除、更なる温存手術。

 

2010年10月　放射線治療25日間

 

病理検査の結果、タイプはホルモン受容体陽性。予防としてホルモン療法5年間服用するかは本人の選択で良いとの判断で、ナシを選択。

直後の私の心理状態は、姉も罹患していたので「なぜ私が？」といった気持ちはありませんでした。幸いにもステージ1  で、手術と放射線治療のみ、お医者様はじめ誰もが根治、と思っていました。その為、悲劇ではあったものの、何処か現実として受け入れられていなかった感覚だったのかもしれません。

回復期の私に大きな影響を与えた本が三冊あります。

一冊目は『あなたの癌は、がんもどき』某K医師の本です。日本で初めて温存手術を行ったお医者様だったので、その主張はセンセーショナルなものでした。（大きな社会問題になってしまったのでお名前は伏せておきます）

二人の娘の事で胸を痛めた父が見つけて来ました。あれは夢だったのだ、と思いたい私には、これぞ渡りに船！切る必要のない「がんもどき」だったのだと信じ始め、手術した事を密かに後悔するのです。

女性として「乳がん」という病気そのものを受け入れられないほどショックだったのですね。

二冊目が『ガンをつくる心、治す心』土橋重隆医師著

簡単に言うと、ガンは自分の心がつくるものだから自分の心だけが治せるのだというお話です。ここから私は精神論に傾き、更に現実逃避に入って行きます。

ガンを治すには「ガンであった現実を忘れること」というセンテンスに集約し極端な捉え方をしたのです。著者は今までの生き方や考え方を見直しましょうと主張しているのですが、未熟で学びが浅かったのですね。途中から定期検診に行かなくなってしまいました。

三冊目は『乳がんと牛乳』英国人ジェイン・プラント博士著

乳がんの再発を繰り返していた博士自身が自らの身体で実験し牛乳や乳製品を排除する事で再発が抑えられたという内容。

ここから先は私の妄想です。

小学校6年間、牛乳が飲めなくて苦労した私は合点が行ったのですよ。身体が欲していないのに飲まされた！と。戦後のGHQ陰謀論も加担し、国が私を癌にしたー！と、、、

おお、危険、危険！（未だに巷では、日本はアメリカで使われなくなった抗がん剤を処分させられている、とか、抗がん剤はマスタードガスである、といった過激な思想がありますが、危険、危険！）

余談ですが、翌2011年の311が人工地震だったという陰謀論が出ましたね。人間は受け止められない衝撃的な出来事に遭遇すると仮想敵国を創造したり現実逃避したくなるのかもしれません。

結局のところ、私は〈癌は治った〉のだし、定期検診に行く事をやめることで〈癌であったことを忘れる〉という生き方を選びました。

そして、これからはやりたい事をやろう！と明るい未来と自己実現に向かい邁進し始めるのです。

食生活では肉と乳製品を断ちました。

これが闘病①の全貌です。つづく。

　　　　　　　

 ＜今日の写心＞

今日も読んで下さり有難うございます。